Work-Being
仕事と、どう在るか。
「働きかた改革」と言われて、残業は減った。有給も取りやすくなった。職場の人間関係も、悪くない。
それなのに、なぜか、しんとこない。
「働きやすさ」は手に入れたはずなのに、「働きがい」のほうが、どこかに置き忘れられている気がする。
その「置き忘れられたもの」を考えるために、私は Work-Being という言葉を使っています。
Well-being とは、何が違うのか
Well-being(ウェルビーイング)は、よく耳にします。心身が健康で、満たされている状態のことです。
Work-Being(ワークビーイング)は、私の造語です。Well-being が「よく在れているか」を問うのに対して、Work-Being はこう問います。
Work-Being=仕事と、どう在るか。
状態の良し悪しを測るのではなく、仕事との「関係の持ち方」を問う言葉。
この二つは、似ているようで、決定的に違うところがあります。
与えられるものと、与えられないもの
一番大きな違いは、ここだと思っています。
Well-being は、与えられうる。会社が制度や環境や福利厚生を整えれば、改善できます。
Work-Being は、与えられない。仕事とどう在るかは、どんなにいい会社でも、代わりに考えてはくれません。自分で考えるしかない。
だから、福利厚生がどんなに充実しても、健康であっても、「仕事に納得していない」人は残ります。働きやすさをどれだけ整えても、埋まらない空白がある。
その残った空白こそ、Work-Being が問う領域です。
なぜ、問いを名乗るのか
私はこの言葉で、答えを提供するつもりはありません。Work-Being は、答えの名前ではなく、問いの名前だからです。
仕事とどう在るか。この問いには、その人の数だけ答えがあります。私にできるのは、問いを掲げて、自分の場合を記録し、あなたが考えるときの参考に供することだけです。